kik4 blog

Webエンジニアのつぼ焼き。技術的な考え事や報告など。技術TIPSはQiitaの方に書きます。

渋谷のITベンチャーを退職してTwitter転職しました

退職エントリかつ転職エントリです。

2年間務めた渋谷のITベンチャーを退職しました。社名などはこれまで出したことがないので非公開で。

自社開発のWebアプリの開発に携わっていました。BtoCなプロダクトで強いて言えばECサイトが一番形体として近いです。CMも打っていたので世間的にはそれなりに名前が売れていたことでしょう。

なんで辞めたの?

  1. 新しいことがしたい
  2. 自分の市場価値を高めたい
  3. 会社の成長が頭打ちになりそう
  4. 現場に技術力がなくて担当プロダクトがダメダメ
  5. 開発は下っ端がやるものと思われているので現場の技術力が上がらない

4,5 の点で言えば業界で囁かれる理想的なダメ現場だったので辞めました。無駄なMTGが多いとかひたすら社内資料作りしなきゃいけないとかよくあるやつです。

プロダクトがどれだけダメかについては詳しく語りませんが、toCなので一般の方でも触れる形ですぐに不便さや奇妙な挙動を体験できます。あとどう考えてもこの機能必要だろってものが無かったり(基本設計がダメ過ぎて実装できなかった)。ビジネスの要求するスピードに開発がどんどん遅れていく状況は技術力の敗北を感じずにはいられませんでした。技術力無いと継続的成長って無理なんだなーと。昨今の騒がれるような炎上してないだけ良いのかもしれません。

disが多いですが、職場の好ましいところを挙げても辞める理由にならないからです。転職理由のネガティブが無いなんてケースは嘘です。もちろん 1,2 のように前向きな理由もあります。

環境も劣悪どブラックってわけではありませんでした。働き方についてはかなり緩い方です。各自の判断でリモートできましたしね(在職時にもう禁止にする動きがあったので現在は知らないです)。裁量労働で勤務時間が緩かったのは良かったです。まあチームの朝会のせいで実質的に制限があるっていうよくあるアレも発生していたんですけど。

Twitter転職しました

Twitterで求職してたくさんの企業にお声がけいただき、幸いなことに転職することができました。

上がそのツイート。 かつて求職サイト作ってた手前、その手のサービスが食いっぱぐれしまうような転職活動のやり方に後ろめたさを感じていたわけでもなく皆さんどんどんやればいいですよ。

体験した感触としては、普通の転職活動よりも砕けた話ができて良かったです。企業さんの方からアクションしてもらえて、貼っておいた資料も目を通してもらえている状態で面接に臨めるのは訪問する側としては心理的安全性が溢れ返ります。反対に言えばアクションしてもらえるようにこちらの値打ちをアピールしていかなければならないので、プレゼンスを高めることの重要性を実感しました。

エンジニアさんに面接してもらえることがほとんどで、お話しすることでエンジニアの業界的な見識を広めることができたのも良い経験になりました。本当に外に出ていかないので、一つの会社の価値観に染まってしまってたんですよ…。

転職サイトに掲載されていない企業に行く不安はあると思います。実際に良くない体験もありました。ただサイトやエージェントを利用する場合も同様にどれだけその企業を信用できるかは最終的には自分自身で判断しないといけないません。どちらにせよ等しく不安はあるものなので、良く交渉していきましょう。

最後に、上のツイートを広めていただいた方、それを見てお声をかけていただいた方には感謝でいっぱいです。ありがとうございます。

転職先は?

OKを貰えたので公開すると souco というスタートアップに行きます。これまでと打って変わってtoBです。

こういう情報を開示するとふと考えてしまうんですが、マッハで辞めてたらお気持ち察してください(めっちゃ失礼)。でも今のところミスマッチはありません。

開発環境もかなりモダンでいい感じです。これを見たら前職のプロダクトは中世ですよ。転生しても技術系統が違いすぎて現代知識で無双できないパターン。

という感じで業界も使用する技術スタックも前職から変わって大変なのですがキャッチアップできるように頭を使っているところです。

大部分がリモートなので自律して勤務できるなら通勤に疲れている方にはおすすめです。この点は最高です。MTGも少なくて開発に集中できますし。ただ一人だと集中し過ぎることも? もっと時間を有効活用していきたいですね。

一つとても良かったことが、初めてOSSに修正のPRを出して受け入れられる経験ができたことです。簡単なものなんですが外に出る活動なんて前職ではなかっただけに非常に感慨深いです。

終わりに

プレゼンスと人間力を上げたいです。