kik4 blog

Webエンジニアのつぼ焼き。技術的な考え事や報告など。技術TIPSはQiitaの方に書きます。

転職ドラフト&moffersを利用しました

はじめに

エンジニアの転職が売り手市場になって久しく、この傾向はまだ変わりそうにありません。ジョブホッピングにより労働条件を向上させていくことがイケてるエンジニアの在り方であり、あるいは反対にナウいエンジニアであることの証明条件であると言えます。

そこで、この度は私も時代の潮流に乗り遅れつつも機会を逃さないように重い腰をようやく上げることにしました。

多くの社会人は給金をいくら貰っているかなんてことは口に出すことはなく、主に女性の結婚の際の指標として口さがなく語られます。その中でエンジニアの給料は公に語っても良い考え方が浸透しており、おかげでお互いの労働環境が透明化され、業界全体として労働者の地位が向上するというありがたい風潮があります。その風潮を特色として色濃く出している転職サービスが転職ドラフトであり、この文脈でよく名前が上がるのも当然というわけです。

さて、私も数年ぶりに求職者となった今、時流に乗るべく転職ドラフトを利用しました。このエントリはその感想です。ついでにそのクローンサービスである moffers にも参加したのでその比較もちょいちょい入れていきます。

転職ドラフト参加概要

  • 第 14 回に参加
  • 開催日は 2018 年 09 月 19 日〜2018 年 10 月 04 日の 15 日間
  • 参加人数 527 人
  • 参加社数 114 社
  • 総指名数 1140 件

オファーは 6 件。うち 4 件は終盤にどかっと来ました。 指名額は平均して 520 万。ただし 1 社外れ値的に 750 万の指名があってこれを除くと平均は 490 万。

moffers 参加概要

  • 第 4 回に参加
  • 開催日は 2018 年 09 月 19 日〜2018 年 11 月 05 日まで延長
  • 参加人数 ? 人
  • 参加社数 100 強
  • 総指名数 ? 件

オファーは 5 件。週一回オファーが届いて 1-2 件。 指名額は平均して 510 万。

参加時について

両サービスとも開催期間の前にレジュメを書いてその審査を受け、通過しなければエントリすることすら叶いません。この項目というのが非常に多いです。一般的な職務経歴書 A4 二枚で収まる内容ではありません。

が、これを通して自分の経歴やバリューと向き合うことができ、己の長所短所を見つけ出すことができます。これはただの求人サイトを眺めるだけでは得がたい経験の一つだと言えます。

また、ここまで詳細に書かれているのは採用する側としてもメリットだと感じました。当日その場で履歴書職務経歴書を貰ってこのレベルまで深掘りできるのは面接者と受験者の両方にそれに類する技術が必要でしょう。うちの採用書類もこのフォーマットで送ってもらいたいです。

審査の際にレビューも受けられます。転職ドラフトは一発通過したのでもらえなかったんですが、moffers の方は通過してさらに不足点へ意見をもらえたので非常に有り難かったです。

入力項目はmoffers の方はさすがコピーというか、転職ドラフトから流用できます。

指名結果について

概要は上に。希望年収は 500 万でした。

転職ドラフトの方では設定しておらず、結果的に一件高額な指名以外はほぼほぼそれを下回る形になりました。自分の市場価値が全くわからなかったので入力しませんでしたが、結果的に額に不安を感じてしまったので今にして思えば設定しておいた方がよかったです。面談に行って勉強になったり興味が湧いたりした企業さんでも年収足りないしなー…って面談後に後悔しました。受けた以上は後から上げてもらえないし。あと実際に聞いたら下がる可能性はあるよって強調されまして。複数社で同様に言われたので転職ドラフト側でフォーマットが決まってるのか、あるいはそう誘導されるような作りになっているのか知らないですが、ポジティブな言い方じゃないと心象悪いよなーと思ってしまいました。

企業の傾向については転職ドラフトの方はイケイケ系、moffers はかっちり系という印象。印象です。

UI について

moffers の方がシンプルです。 転職ドラフトは事あるごとに入力が求められてちょっと煩わしいかもしれません。ただ FB 取りまくるのはサービス向上させるなら当然の帰着なのかも。

スケジューリングについて

転職ドラフトはサイトの機能(チャットやカレンダー)で面談日時を直接調整します。

moffers は使命を受けた後からエージェントが間に入り、あとはメールか電話でやりとり。以前にもエージェントのあるサービスを使ったことがあるんですが、日程調整がエージェント任せになっている間の不透明さとメールの煩雑さが苦手だったのを思い出しました。ただエージェントが似たような求人を提案してくれることもあるのがメリット。

総合的にどっちがいいかはケースバイケースかと。

面談・面接結果について

転職ドラフトは指名を受けたのが 4 社で全て面談に行きました。1 社面接を進めてお祈り(途中からミスマッチ感あった)。2 社、技術的に優れていて入りたいと思う会社があったんですが年収がネックで回答保留して多分自然消滅だと思われてます。残りの 1 社も興味がないわけじゃないんですが回答を伸ばしすぎたので今更連絡しづらい感じ。

moffers は受けたのが 3 社で 2 社だけ面談に行きました(残りは自己都合で断った)。2 社ともいい面と悪い面があって、金額も取り立てていいわけじゃなかったので辞退。

どっちを利用すべき?

余裕があれば両方がオススメです。オファーが来るまで待つだけなので、片方登録して開催を待つ間にもう片方登録できます。

転職ドラフトは他の利用者のオファーも見ることができる点で公平かもしれません。一方で転職ドラフトだけでは偏らないか?と疑問があるのであれば moffers の登録もオススメします。

終わりに

ここまで 2 サービスの所感を書きました。サービスの利用経験やオファーを送ってくれた企業さんとの面談の時間は私にとってとても貴重で全てが勉強になりました。

特に世の中のエンジニアの職場の平均像を推し量ることができたのが良い経験で、現職を飛び出して自身の見識を広げたい意欲が出てきました。

この機会でこれからより良いエンジニア人生を送れるのではないかと考えています。

… … …

ここまででわかると思うんですが、まだ決着が付いていません。決まっていれば綺麗なオチをかけたんですがーご縁ってそう簡単には結ばれないわけですね!

それでももちろん、上記の 2 サービス利用はオススメですよ。

転職ドラフトの終わる直前から Twitter で求職もしています。

これと続きを読んで興味の湧いた企業様はお声がけください。 いやまあ締め切った方がいいくらいの佳境ではあるんですが、もっといいところや案件があったら話だけでも聞いておかないと損なので何かございましたらご連絡ください。その時はなる早で!

と欲を出して終わりにします。